JRAは23日、2025年度の開催日割および重賞競走の変更内容について発表した。今夏に新潟で行われた暑熱対策が拡大されるほか、重賞競走では
宝塚記念の実施時期を2週繰り上げるなど、複数の重賞競走の開催時期等が変更となる。概要は以下の通り。
■開催日割について
年初は1月5日(日)に中山・中京開催で開幕し、年末は12月28日(日)の中山・阪神開催。また、1月13日(月)、9月15日(月)、10月13日(月)、11月24日(月)の祝日を利用して3日間開催を行う。
スタンドリフレッシュ工事のため、24年4月から開催を休止している阪神競馬については3月に再開する。これに伴い、年初に行われる平年の第1回京都競馬は中京競馬に振り替えられる。
暑熱対策については、今夏に新潟競馬において実施された「競走時間帯の拡大」を同期間の中京競馬においてもあわせて実施し、期間を2週から4週に拡大する。
■重賞競走について
暑熱および梅雨の影響等を考慮し、
宝塚記念の実施時期が6月15日(日)に繰り上げられ、
安田記念の翌週に開催となる。また、これに伴い
エプソムCや
鳴尾記念など、周辺の芝中距離重賞の実施時期・実施場等が変更となる。
GI競走の前哨戦についても、近年の馬の出走動向の変化を踏まえ、当該GI競走との間隔を広げるため、実施時期が繰り上げられる等の変更が行われる。
また、夏季競馬のマイル路線の拡充を目的とし、
米子S(リステッド)をしらさぎSに競走名を変更のうえ、GIIIへの昇格が申請される。なお、格付審査は25年1月に実施予定。
そのほか、複数の重賞競走において開催日割の変更に伴う実施時期や実施場、レース条件、競走名等の変更が行われる。
(
JRAのホームページより)