05年〜07年にかけて
中山グランドジャンプを3連覇した
カラジ(Karasi、セ29)が亡くなったことがわかった。現地競馬
メディア「Racing.com」が24日に報じた。
同馬は
父Kahyasi、
母Karamita、母の
父Shantungという血統の愛国産馬。98年4月に英国でデビューを迎え、のちに豪州へと移籍。01年には
メルボルンC(豪G1)で4着に入るなど平地長距離でも活躍していたが、03年8月から障害路線に転向すると才能が開花する。平地と行き来しながらキャリアを積み、05年に初来日すると、
ペガサスJSを
ステップに
中山グランドジャンプを制覇。06年、07年も同様のローテで3連覇を達成し、12歳での
JRA重賞勝ちは今なお史上最年長記録となっている。
4連覇を狙って08年も来日したが、調教中に右前浅屈腱炎を発症してそのまま引退。現役を退いた後も豪州のE.マスグローヴ厩舎でけい養されていたが、加齢による衰えが見られ、このほど安楽死の処置が取られた。
※年齢は日本での表記による