今年の
桜花賞を勝ち、
オークスは2着だった
ステレンボッシュ(美浦・
国枝栄厩舎)。9月18日に美浦へ帰厩しているが、翌日には栗東へ移動。次走は
秋華賞(10月13日・京都芝2000m)への出走を予定しており、今朝25日は栗東でレースに向けた2週前追い切りを行っている。
僚馬
モスクロッサーとともに1回目のハローが終了した直後のCWへ正面から入場。馬場入りも落ち着いていて、2コーナーを回って、向正面に入るあたりで5馬身ちょっとの距離を追走。先行馬がゆったりと走っていたこともあるが、少しずつ差を詰めていく形で決してスピードが出ている追い切りには見えない。
それでもラップはそれなりに速くなっていき、4コーナーから最後の直線に向くところではなかなかのスピード感。内から前に追いついていき、楽な手応えで並びかけると最後は同入でフィニッシュしている。
時計は6F83.1〜5F67.5〜4F52.0〜3F37.2〜2F23.5〜1F11.7秒。栗東滞在は阪神JF、
桜花賞に続いて3回目。ということもあって、CWも走り慣れている。だからこそきれいな加速ラップを踏むことができるのかもしれないが、それにしてもラスト11.7秒は優秀。ここに迫力が加わってくるようになると万全といった感じだろう。
(取材・文:井内利彰)