前走
新潟大賞典で重賞2勝目を挙げた
ヤマニンサルバム(栗東・
中村直也厩舎)。次走は
毎日王冠(10月6日・東京芝1800m)への出走を予定しており、今朝26日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
まだ薄暗い5時30分の開場からまもなくして、CWへ入場した
ヤマニンサルバム。同厩舎の
サンデーヒーローが先に入場していたが、そちらがかなり先に進んだので、1コーナーから2コーナーのあたりでは2秒、3秒という間があいていた。これは単走かなと思うくらいの差があり、向正面でもその差が縮まるということはない。
ヤマニンサルバムは5F標識を通過してから、13秒台のラップを刻んでいくが、4コーナーでも前に追いつくには相当な差。これは単走になるかなと思って見ていると、最後の直線に向いて、しっかり加速。そこから待っていた
サンデーヒーローに迫っていき、最後は先着しているように見えた。
時計は6F80.0〜5F64.5〜4F50.8〜3F36.9〜2F23.3〜1F11.7秒。前が少し待ってくれたとはいえ、あの距離から追いついたのは見事。全体的な調教量は少ない印象だが、かなり強い負荷をかけたことで最終追い切りの動きがどうなるか楽しみではある。
(取材・文:井内利彰)