「GI未勝利の賞金王」
ディープボンド(牡7、栗東・
大久保龍志厩舎)が、
京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)で重賞5勝目を狙う。
ディープボンドは父
キズナ、
母ゼフィランサス、母の
父キングヘイローの血統。母は
JRAで3勝。いとこの
ローレルゲレイロは09年の
高松宮記念と
スプリンターズSなど、重賞を4勝している。
これまで29戦5勝。重賞は20年
京都新聞杯、21年と22年の
阪神大賞典、21年フォワ賞と4勝。GIでは2着が4回、3着が1回あり、獲得賞金はGI未勝利馬で歴代トップとなる7億4059万5800円(海外含む)に達している。
京都大賞典は2年連続2回目の参戦となる。昨年は1番人気で
プラダリアの3着だったが、それまでよりも後方の位置取りから脚を伸ばし、評価できる内容ではあった。その後も5戦して未勝利とはいえ、今春の
天皇賞(春)では3着に健闘。大きな衰えはなく、とりわけ十八番の京都では目が離せない存在といえる。
ここで2年7カ月ぶり、そして5つ目のタイトル獲得となるか。古豪健在を示し、多くのファンを喜ばせてほしい。