名馬を輩出するアイルランドの
クールモアスタッドが27日、公式インスタグラムを更新。現地を訪れている
武豊騎手(55)=栗東・フリー=のインタビュー動画をアップした。
武豊はフランスの
凱旋門賞・G1(10月6日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)でコンビを組む
アルリファー(牡4歳、J・オブライエン厩舎、父
ウートンバセット)の1週前追い切りに騎乗するために現地入り。「初めてアイルランドの調教施設を見て、いやー、まず広さにビックリだし、施設の素晴らしさ。
ジョセフ(オブライエン調教師)のところもそうだし、バリードイルも初めてきて、前から来たかったところだったので、いろいろと勉強になることばかりで。こういう環境だと馬にとって、すごくいいなと思いましたね」と施設の印象を語った。
同スタッドでは、自身が主戦を務めた
ディープインパクト産駒の
オーギュストロダンを見る機会にも恵まれた。「
ジャパンカップに来るというのは日本でもすごくニュースになって、日本の競馬ファンも彼が日本で走ることをすごく楽しみにしている。
ディープインパクトのラストクロップということで本当にみんな楽しみにしていて。きょう僕、初めて生で見たんだけど、すごく
ディープインパクトに似ていて、きれいな馬だと思いました」。直近のアイリッシュチャンピオンSでは惜しくも2着に敗れたが、欧米でG1・6勝を挙げているディープ産駒との対面を楽しんだようだ。
さらには世界的な種牡馬がけい養されている
クールモアの種馬場も見学。「
クールモアのスタリオンに行って、やっぱりいま個人的に興味あるのは
ウートンバセット。子供が走っているのですごく興味があるし、ノーネイネヴァーも昨日見て、やっぱり優れたス
プリント能力を持っているんだなと見て分かりましたし、そういう良さが子供に伝わっているのかなと思いました」と感心している様子だった。
武豊騎手は
アルリファーの1週前追い切り後に帰国。今週は28日が中京、29日には中山へ移動し、メインの
スプリンターズS・G1では
オオバンブルマイ(牡4歳、栗東・
吉村圭司厩舎、父ディ
スクリートキャット)に騎乗する。
スポーツ報知