ハンデ戦というのが妙だが、チャンピオンズC、そして
東京大賞典へと続く秋一連のダート
チャンピオンシップ競走への
ステップレース。長く阪神競馬場2000mコースで行われてきたが、今年は開催日割りの変更に伴い2020〜22年までと同様、中京競馬場1900mコースで行われる。大きな違いは阪神2000mコースはスタート部分が芝であることに対して、中京1900mはすべてダートコースということだ。
◎
オメガギネスは三宮S優勝馬。今年1月の
東海Sでは2着で、3歳時には
レパードS2着もある。デビューからの成績は[4-2-1-1]で不可解な大敗を喫した
フェブラリーS以外は馬券の対象から外れていない。芝スタートが苦手というわけではないが、コーナー4回の全ダートコースは[3-2-0-0]だ。前走58kgで圧勝しているだけに59kgのハンデはやむを得ないところ。
〇
ロコポルティは伊勢S、そして平城京S優勝馬。一昨年春に2勝クラスを卒業するまでは主に短距離戦を使われ、3勝クラスでは頭打ちのような状態が続いていたが、中距離に慣れてきた今年の春に突如覚醒。3勝クラス特別、オープン特別を楽勝してきた。500kgを超える大型の
ヘニーヒューズ産駒で、勢いがある。
▲ハピは一昨年のチャンピオンズC3着馬。今春は芝の長距離路線を歩んだのち
平安S2着。前走は小回りの競馬場に苦しめられた印象だが、中京コースは[2-1-2-0]と得意にしている舞台だ。強烈な末脚を武器とするが、やや器用さに欠くため勝ちきれないケースも多いが、常に上位争いに加わってくるように力はある。
△
カンピオーネは大雪HC優勝馬。2勝クラスで長く足踏みしてしまったが後続を3馬身突き放した前走は強く、充実期に入ってきた印象だ。
ヘニーヒューズ産駒の大型馬で、祖母が
ロジータ。レースぶりに注目したい。
△
ヴァンヤールは昨年の3着馬。
BSN賞3着から挑むローテーションは昨年と同じだ。違うのは、舞台が阪神競馬場から中京競馬場へと変わること。プラスと判断したい。中京コース[2-1-0-1]の△
ハギノアレグリアスと
マーキュリーCで
クラウンプライドにハナ差まで迫った△
ビヨンドザファザーを押さえておきたい。