今週の日曜日は、中山競馬場で
スプリンターズステークス(GI)が行われます。
過去10年の
スプリンターズSで三連単が10万円を超えたのは5回となっており、波乱になりやすい印象があります。しかし、人気別の成績を見ると意外にも上位人気に支持された馬の活躍が目立っています。
過去10年の
スプリンターズSでは、3番人気以内の馬が8勝2着5回3着2回で複勝率50%と好成績を収めています。単勝回収率は116%、複勝回収率も91%と高い数字を残しています。度々、三連単で10万オーバーの結果となっている
スプリンターズSですが、人気馬を軽視するのは危険と言えるかもしれません。実際、3番人気以内の馬が総崩れとなったケースはここ10年の
スプリンターズSでは22年の一度だけですので、人気馬と穴馬を上手く組み合わせる事が的中に近づく鍵になるかもしれません。
今年の
スプリンターズSで上位人気が予想されるのは、重賞連勝中と勢いに乗る
サトノレーヴや昨年の
スプリンターズS覇者の
ママコチャ、今年の
高松宮記念(GI)を制した
マッドクール、ス
プリントGIでの実績豊富な
ナムラクレア、前哨戦の
セントウルS(GII)を勝利した
トウシンマカオなどがいます。
これらの上位人気が有力な馬と人気薄でも侮れない穴馬を上手く組み合わせて、今年の
スプリンターズSでもしっかりと的中を手に入れたいところです。
はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆一鞍入魂の鞍上を味方に
ビッグタイトル制覇へ
今週の
スプリンターズSでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
サトノレーヴでした。
週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。
サトノレーヴは23年4月の
朱雀S(3勝クラス)を勝利しオープン入りしたものの、その後は爪の不安を発症したようで長期休養を余儀なくされます。戦列に復帰したのは今年2月の
阪急杯(GIII)。ブランク明けで重賞初挑戦と厳しい条件下ではありましたが、先団追走から直線でも渋太さを見せて4着と善戦しています。
続く
春雷S(L)でオープン初勝利を挙げると、2走前の函館ス
プリントS(GIII)で重賞初制覇を達成。前走の
キーンランドC(GIII)でも他を寄せ付けない走りを見せて、重賞連勝と素晴らしいパフォーマンスを見せています。また、これまでに馬券圏内を外したのは先述した
阪急杯のみ。そのレース以外では8戦7勝2着1回と底を見せていません。中山芝1200mでも2戦2勝と結果を残していますので、条件も申し分なさそうです。
鞍上は前回に続いて
D.レーン騎手を予定。今秋に第1子が誕生予定との事で、長期での来日は難しいようです。そのような状況でも来日を決めたのは
D.レーン騎手が
サトノレーヴを高く評価しているからではないでしょうか。しかも、今回の短期免許期間で騎乗するのは
サトノレーヴのみ。一鞍入魂となる鞍上を味方に
ビッグタイトル制覇を期待したいところです。