今年から大幅に
リニューアルされた3歳ダートクラシック路線。その中でも一番大きな改革とも言えるのが、以前は三冠最終戦として7月に行われていた
ジャパンダートダービーが、10月に移行し
ジャパンダートクラシックとして生まれ変わったこと(どちらも
大井競馬場2000m)。
そんな注目の
ジャパンダートクラシックの出走が2日後に迫ってきた。そこで今回は、今年の注目馬の中でも人気になるであろうアノ馬と、不思議と共通点の多いプロレスラーの武藤敬司さんに、
ジャパンダートクラシックの注目馬についてお話を伺った。
イ
ベントで数多くの競馬場を訪れている武藤さん。しかし、馬券で良い思い出は皆無だと笑う。
「俺みたいな運のないプロレスラーじゃなく、今だったらダンプ松本の方が良いんじゃないか? 向こうにはNetflixがついているんだから(編集部注:Netflixにてダンプ松本の半生を描いたドラマ『極悪女王』が配信中)…競馬ファンも景気の良い話をいっぱい聞きたいだろう(笑)。それは冗談としても運が悪いと思っているのは本気。最近の口癖は『生まれてくるのが40年早かった』だからね」
出会って早々に、自身の“運のなさ”を嘆く武藤さん。
「今のレスラーはワールドワイドに活躍できる環境が整っているからね。オカダ・カズチカなんか、米国AEWと3年20億で契約したとか噂されているし夢があるよ。俺がアメリカ行った時とは全然違う。プロレス以前に飯は口に合わないし、電話のかけ方もわからないから
ガールフレンドと喋れない。当然、極貧だし…今のレスラーが羨ましくて仕方ない(笑)」
当時のアメリカ修行の思い出を聞こうと、日本とアメリカのプロレスの違いを聞いてみた。
「プロレスって国民性が出るからね。日本はメキシコと似ていて、両国ともに“柔よく剛を制す”という考え方が染みついている。だけどアメリカには、その考え方がまったくなくて強い奴が一番偉いし、デカい奴が人気者になる国。アンドレ・ザ・ジャイアントが一番アメリカに合っている(笑)。だから今の大谷翔平とかオカダ・カズチカとか、しっかり結果を残して評価されているのだから立派だよ。あの国には浪花節がないから、実力がないと評価されない」
今回の
ジャパンダートクラシックにも、アメリカ帰りのスターが出走を予定している。
「
フォーエバーヤングだろ。藤田社長の馬なんだから、この馬以外に本命にしてはダメだろうね(笑)。去年の春までレスラーとしてノアに所属していたが、今年からはノアのスカウティング
アドバイザーもやらせてもらっているし(ノアは現在サイバーエージェントグループ)、人気になるだろうが応援するよ。サウジアラビア行って、ドバイ行って、アメリカだろ? 競馬もプロレスと同じで、お国柄が出る競技だろうから、環境が変わってもずっと結果を出しているというのは、本当に強い馬なんじゃないのかな」
他に気になる馬についても聞いてみた。
「
東京ダービーを勝っている
ラムジェットは調教師は佐々木晶(※本来は
佐々木晶三調教師だがnetkeibaのデータベース上の表記)と書いてある…。(佐々木)健介の嫁(※北斗晶)と同じじゃないか。あと枠がまだ決まっていないから馬はわからないが、名前の6-10(ムトウ)は必ず買うようにしているよ」
最後にスカウティング
アドバイザーとして、若い選手へのメッセージを伺った。
「俺たちの時代とは違うのは仕方ないんだけど、遊び心が足りないなというのは感じる。いいプロレスを作るためには不可欠な要素だし、活躍している選手は皆持っているからね。『稼ぎたければ遊び心を持て!』というのは伝えたい」
俺は競馬詳しくないよ…と言いながらも、出走表を眺めながら遊び心タップリで気になる馬を探していた武藤さん。三冠最終決戦は過去に三冠ヘビー級王座も戴冠した事のあるプロレスリング・マスターにおまかせ!?
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