園田競馬のスポーツニッポン新聞社賞「スポニチなにわ賞」は27日、第11Rの1400メートル戦で争われ、
小牧太(57=
中塚猛)騎乗の1番人気
スマートセラヴィー(牡8=永島太)が好位から力強く差し切った。2着に
グリーンシアター、3着は
バウチェイサーが入り、3連単<2><6><5>は2番人気の3250円だった。
新星が誕生した。転入初戦の
スマートセラヴィーが力の違いを見せつけた。スタートをしっかり決めると楽な感じで好位のハコで収まった。道中はペースも流れることなく、じっくりとインで脚を温存。脚はたまり切って、
ゴーサインを出せばいつでもはじけそうな手応え。いざ直線を迎えるとスッと外へ出して、あっさり抜け出した。着差以上に強い内容で制した。
鞍上の
小牧太は「馬は完璧にできていたので、誘導するだけでした。感謝したいです。折り合いもついて乗りやすい馬でした。手応え十分で、強かった。まだまだ活躍できる。楽しみにしたいです」と初タッグの愛馬をベタ褒めした。管理する永島太師は「まだまだ良くなると思います」とさらなる良化を示唆した。
この勝ちっぷりならもっと上を狙える。今後は「大きなところを狙っていきたいですね」と指揮官。重賞を狙える好素材であることは間違いない。8歳馬と侮ることなかれ。進化を遂げた姿を披露して、タイトル奪取をもくろむ。
スポニチ