「
シリウスS・G3」(28日、中京)
岩田望来騎乗の5番人気馬
ハギノアレグリアス(牡7歳、栗東・四位)が59・5キロのトップハンデをものともせず、連覇を達成した。道中を好位で運び、いったん抜け出した
オメガギネスをゴール前でかわした。タイムは1分57秒1(良)。2着に1番人気の
オメガギネス、3着に13番人気の
フタイテンロックが入った。
殊勲の岩田望は「最近いい競馬ができていなかったので、思い切った形で先生からも勝ちに行ってくれという話をしてもらっていましたし、馬の状態も良かったですね。いい競馬だったと思います」と会心の勝利に笑顔。ゲートは最内で、1番人気
オメガギネスが一つ外という並び。「枠も隣で(
オメガギネスが)ハナの後ろを取るだろうなと思っていましたし、理想通りになってくれました。ハンデが出たときに(5)9・5がどうなのかという感じがありましたが、吹き飛ばすくらい馬が(力を)出し切ってくれました。すごい馬です」と、パートナーの底力を絶賛した。
年末のG1チャンピオンズC(12月1日・中京)は距離こそ異なるが、同じコースが舞台。鞍上も「この走りを見ると年末のレースが楽しみになってきました」と笑顔を見せる。夏はフランス遠征にも出て、自らの技術を磨いた年男の24歳は「帰ってきて1カ月くらいたちますし、G1も始まります。いい結果を出せるように頑張ります」と、さらなる飛躍を誓っていた。
提供:デイリースポーツ