C.ルメール騎手が
シックスペンス(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)で、
毎日王冠(3歳上・GII・芝1800m)の3年ぶり3勝目を狙う。
ルメール騎手はこれまで
毎日王冠に8回参戦。5回目の騎乗だった20年に
サリオスで初制覇を果たすと、21年に
シュネルマイスターで連覇。さらに16年に
アンビシャス、18年に
ステルヴィオで2着があり、勝率は25%、連対率は50%に達している。
今年は
シックスペンスで挑む。4戦3勝の未完の大器。とりわけ圧巻だったのは前々走の
スプリングSだ。着差のつきにくい超スローペースだったが、3番手から抜け出し、2着に3馬身半差の大楽勝。クラシックの主役候補に名乗りを上げる、衝撃の重賞初制覇だった。続く
日本ダービーは9着に終わったが、道中で力みがあったので、結果的に距離が長かったのだろう。その点、今回は
スプリングSと同じ1800mだから不安なし。初の古馬相手でも好勝負になるはずだ。
ルメール騎手にとっては、
武豊騎手に並んで現役トップタイの
毎日王冠3勝目がかかる一戦だ。このレースで3歳牡馬に騎乗すると3戦2勝、2着1回の連対率100%。
シックスペンスでは2戦2勝と相性抜群なのも頼もしい。秋のGI戦線が楽しみになるような、強烈なパフォーマンスを期待しよう。