父
サトノダイヤモンドに続け! GII・2勝の実績を誇る
サトノグランツ(牡4、栗東・
友道康夫厩舎)が、
京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)で史上2組目&42年ぶりの父仔制覇を狙う。
サトノグランツは父
サトノダイヤモンド、
母チェリーコレクト、母の
父Oratorioの血統。母は12年の伊
オークスの勝ち馬。半姉の
ダイアナブライトは21年の
クイーン賞を制している。また、叔母の
シーオブクラス(Sea Of
Class)は18年の愛
オークスとヨークシャー
オークスの覇者。同年の
凱旋門賞では
エネイブル(
Enable)の2着に健闘した。
ここまで11戦4勝。デビュー3戦目から未勝利、
ゆきやなぎ賞、
京都新聞杯と3連勝で重賞初制覇。
日本ダービーは11着に敗れたが、
神戸新聞杯で2つ目のタイトルを獲得した。その後は4連敗中だが、前走の
目黒記念でも58.5kgを背負いながら0秒2差の4着に健闘しているので、GIIなら力上位であることは間違いない。
父の
サトノダイヤモンドは16年の
菊花賞と
有馬記念を制したが、18年の
京都大賞典の覇者でもある。幾多の名馬が制している
京都大賞典だが、意外にも父仔制覇は少なく、71年の
父メジロアサマ→82年の仔
メジロカーラの1組のみ。
サトノグランツが父に続く戴冠を果たし、レース史に新たな1ページを刻むことを期待したい。