天皇賞(秋)、あるいは
ジャパンCの前哨戦。以前は本命サイドで決着するレースの代名詞のように扱われた時期もあったが、近年は荒れることも珍しくなく、1番人気は16年の
キタサンブラックが勝って以降7連敗中だ。
1.前走4着以下に敗れた馬
前走着順を見ていくと、過去10回で前走4着以下に敗れている馬は[5-6-7-73]で勝率は5.5%と低いが、単勝回収率は152%と高い。中でも前走4着〜9着のゾーンが[4-6-4-39]と好成績で、このあたりに穴候補が潜んでいるだろう。
2.前走GIの馬
過去10回で、前走がGIだった馬は[5-6-7-25]で複勝率41.9%と好成績。対して、前走GIIの馬は[0-1-1-27]で複勝率6.9%、前走がGIIIの馬は[3-1-1-27]で複勝率15.6%。春のGIから休み明けで出走してくる馬の成績が良い。
3.距離短縮に妙味あり
2400mという距離だけに距離延長の馬が多く、勝ち数を見ても10年で7勝と最も多いが、今回が距離短縮になる馬や同距離の馬に妙味がある。GI
天皇賞(春)からくる馬はもちろんだが、19年の
ドレッドノータスが前走・丹頂S、他にも
目黒記念などから臨戦して上位に入線している馬もいるので、注意が必要だ。
スマートファントムは条件戦を連勝していきなり臨んだ
天皇賞(春)で4着と好走。能力はかなり高い。ここは距離短縮でもあり、好走条件が揃っている。好走を期待したい。