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スプリンターズS・G1」(29日、中山)
誤算続きで連勝も途切れた。重賞2連勝中で1番人気に推された
サトノレーヴは7着。ゲートを五分に出られず、取れた位置は中団やや後ろ。いつもの好位で流れに乗るパターンにならなかった。レーンも「普通よりスタートが遅く、理想の位置よりも少し後ろになった」と想定外だったことを認めた。
ペースも厳しかった。ハナを奪った
ピューロマジックが2F目を9秒9、3F目を10秒4と
ハイラップを刻み、前半3F通過が32秒1。ただ、このハイペースでも3番手から抜け出した
ルガルが勝利したように、馬場はこの秋の傾向通り先行有利の状態。直線の末脚勝負に懸けたが流れ込むのが精いっぱいだった。
「ハイペースで後ろの馬が勝つには難しかったですね。理想の展開にならず残念」と鞍上は厳しい表情。無敗の中山芝コースで初黒星。G1の厳しさを知るレースになったが、この経験が次へとつながるはずだ。
提供:デイリースポーツ