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【サンライズカップ予想】注目馬2頭の間に逆転あるか 割って入る新星現るか?

  • 2024年10月01日(火) 18時00分
 JBC2歳優駿におけるここ3年の地元最先着馬、ナッジ、ベルピットブラックバトラーは、いずれもサンライズカップで連対を果たし、本番へと向かっていた。極めて重要な前哨戦として、このレースの結果はJBC2歳優駿に直結すると言ってもいい。また、ダート三冠につながる雲取賞京浜盃の指定競走になっており、先々の大舞台へと続く重賞でもある。

 予想のベースとなる参考レースは、8月22日に行われたブリーダーズゴールドジュニアカップ。3着と4着の差が6馬身離れたレースであり、上位3頭の地力が抜けていた。その結果はそっくりそのまま今回の予想に当てはめられるのだが、3着だったベラジオゼロは、ここではなく鎌倉記念への遠征を予定している。つまるところ、1着馬リコースパローと2着馬ソルジャーフィルドとの間に逆転があるかどうかが、最大の焦点になる。

 リコースパローが、先行してスピードの持続力で勝負するタイプである一方、ソルジャーフィルドは、道中でタメを作って末脚の爆発力で勝負するタイプである。ブリーダーズゴールドジュニアカップは、逃げてペースを握った前者の良さがフルに生きたレースだった。後者は2コーナーから早めにポジションを上げたのだが、ペースと照らし合わせると、結果的にここでの負荷は決して小さくなかった。それでいて0秒3差の着差なら、逆転は十分に可能と判断できる。100mの距離延長も、後者に追い風となるのではないだろうか。

 あとは、上位2頭に迫る、あるいは割って入る可能性がある馬がいるかどうかである。もちろん、昨年の勝ち馬パッションクライのように、重賞初挑戦で一気に頭角を現す馬もいるかもしれないが、各馬のタイム水準の比較から、今年はそこまでの存在は見つけづらい。あくまで中距離の実績ということを重視すれば、田中淳司厩舎の3頭、ナンパセンエイシンキャプテンフィエレッツァが順当に上位圏内の候補ということになろう。初距離のハンデをクリアできれば、カセノタイガーも大きな差はない。

(文:競馬ブック・板垣祐介)

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