いよいよ今週から秋の東京が開幕。土曜メインは春のクラシック戦線へつながる2歳重賞「第10回
サウジアラビアRC」が行われる。過去9年の勝ち馬のうち、4頭が後にG1を制している出世レース。今年、注目を集めるのは
アルレッキーノ(牡=国枝、父
ブリックスアンドモルタル)だ。
デビュー2戦目だった前走の未勝利戦。1F距離短縮となった新潟マイルで悠々の7馬身差V。メンバー最速の上がり3F33秒7の脚で後続を置き去りにした。単勝1・1倍の人気に応える完勝。手綱を取ったルメールも「直線でだんだん加速して手応えもあった。能力は高い」と称えた。
16年に
フローラSを制し、続く
オークスでも2着に好走した
チェッキーノを母に持つ良血。今年の
オークスは半姉
チェルヴィニアが勝利するなど、血統の勢いも魅力だ。
開幕週の東京マイルは持ち味のスピードを発揮するには絶好の舞台。デビューから2戦連続でハナを切っているが、国枝師は今回は「相手に合わせて競馬できれば」と話す。秋風吹く府中のターフで
アルレッキーノが再び衝撃の走りを披露する。
スポニチ