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京都大賞典・G2」(6日、京都)
宝塚記念でG1初制覇を飾った
ブローザホーンが、秋の淀伝統の古馬G2戦から始動する。充実一途の
エピファネイア産駒が、堂々と主役を務める。
その
宝塚記念はダービー馬を含むG1馬4頭を相手に一気の差し切りV。ゴール前は外ラチ沿いまで大きく広がる大激戦になったが、大外から上がり最速タイとなる3F34秒0の末脚を繰り出して、2着馬
ソールオリエンスに2馬身差をつける快勝劇を演じてみせた。吉岡師は「馬場と走っている所を考えれば、時計も優秀でしたよね。重馬場も問題ありませんでした」と白い歯を見せた。
今秋の大目標は
有馬記念。春秋ドリームレース制覇に向け、9月上旬に帰厩した。この中間はいつもより多めに栗東CWの追い切りを取り入れながら乗り込んでいる。1週前は25日に栗東坂路で行い、4F55秒7-40秒5-13秒1。指揮官は「折り合いの確認を行いましたが、問題はなかったです。休み明けを苦にするタイプでもなく、調子の上下はあまりないですね」と好感触だ。
昨年は心房細動で無念の競走中止となった一戦。今年はきっちりと結果を残し、勢いに乗ってその後に続くG1ロードへと突き進む。
提供:デイリースポーツ