「
毎日王冠・G2」(6日、東京)
不屈の魂で完全復活を遂げた。
ヨーホーレイクは新馬、紫菊賞を連勝してクラシック候補と期待され、4歳1月には
日経新春杯を勝ちながらも屈腱炎に。そこから2年以上の休養を余儀なくされた。久々に本領を発揮したのが復帰3走目となった前走の
鳴尾記念。好位から力強く伸びて、約2年5カ月ぶりに勝利の美酒に酔った。
友道師も感慨深げに振り返る。「症状はそこまで重くはありませんでしたが、じっくりと休ませようと。休養明けの
金鯱賞は半信半疑の面はあった中で3着。2走前の
新潟大賞典は59キロを背負って動きづらいスローペースに泣いた形での3着でしたが、
鳴尾記念では迫った
ボッケリーニを封じ込んだ。力があると感じました」と、重賞2勝目を飾った管理馬の奮闘をねぎらった。
前走後も調整は順調そのものだ。栗東CWで行われた1週前追いでは
鳴尾記念で2度目のコンビを組み、Vへ導いた岩田望を背に6F81秒5-36秒7-11秒1。併せた
ハーパー(4歳オープン)と競り合うように、力強い動きを披露した。鞍上は「1週前追いでしたので最後をしっかりと追ってほしいという指示。いい反応を見せてくれましたよ」と上々の仕上がりを強調した。
この秋はG1奪取へ向けての戦い。「最後まで脚を使ってくれるところがストロングポイント。折り合いさえつけばいい脚は使ってくれる馬ですから」と岩田望。特性はしっかりとつかめている。あとは待望のG1獲りへ、結果を残すだけ。実りの秋へとするべく、シーズン初戦へと臨む。
提供:デイリースポーツ