大井競馬場で10月2日(水)に行われる
ジャパンダートクラシック(3歳牡牝・JpnI・ダ2000m)。今年から始まった「ダート三冠」の最終戦で、昨年まで7月に行われていた
ジャパンダートダービーを名称変更したもの。春二冠は
JRA所属馬の出走枠が4頭だったが今回は7頭に拡大。また、今年からRoad to JBCに指定されており、勝ち馬には
JBCクラシックへの優先出走権も付与される。
羽田盃を制した
アマンテビアンコ、地元所属で7戦無敗だった
ダテノショウグンの姿が無いのは寂しいが、それを差し置いても“最終戦”にふさわしく素晴らしいメンバーが揃った。同世代同士では最後の戦いを制し、古馬との初対決や海外遠征に向けて弾みを付けるのはどの馬か。発走予定日時は2日(水)の20時5分。主な出走馬は以下の通り。
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フォーエバーヤング(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)
デビュー勝ちを収め、続く
JBC2歳優駿を1馬身半差、
全日本2歳優駿を7馬身差で勝ち、スター候補に躍り出る。今春は海外に照準定め、サウジダービー、UAEダービーと無傷で連勝。
ケンタッキーダービーでも勝ち馬からハナ+ハナの3着と大健闘を見せた。ひさびさのレースだが、国内では負けられない。米遠征に向け、どんなパフォーマンスを見せるか。
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ラムジェット(牡3、栗東・
佐々木晶三厩舎)
初陣を制した後、2戦連続で敗れたが、寒椿賞から
ヒヤシンスS、
ユニコーンS、
東京ダービーと4連勝。特に圧巻だったのは前走で、道中で手応えが怪しくなるシーンもあったが、直線に入るとぐんぐん伸びて後続に6馬身差を付けてみせた。道中は遊ぶ余裕さえあり、末恐ろしい存在。
フォーエバーヤングとの初対決で、まずは世代最強の座を証明したい。
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サントノーレ(牡3、大井・
荒山勝徳厩舎)
全日本2歳優駿、
雲取賞で連続3着と、地方所属馬ではトップクラスの実力を誇示。続く
京浜盃では3番手から上がり最速の末脚を使い、のちに
羽田盃や
東京ダービーでも好走する
アンモシエラに7馬身差を付けた。その後は骨折判明により、秋まで全休となったが、前走の
戸塚記念を6馬身差で圧勝して復活。三冠最終戦で春のうっ憤を晴らしてみせる。
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サンライズジパング(牡3、栗東・
音無秀孝厩舎)
JBC2歳優駿では、
フォーエバーヤングと1馬身半差の2着に好走。その後は
ホープフルSで3着、
若駒Sで1着となり、高い芝適性を見せたことから、
皐月賞、
日本ダービーに矛先を向けた。秋は再びダートに転じ、
不来方賞から始動。道中3、4番手から鋭い決め手を発揮し、終わってみれば3馬身差の完勝だった。勢いそのままに、砂でGI級タイトルをつかむか。
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ミッキーファイト(牡3、美浦・
田中博康厩舎)
デビュー戦は2着馬のアク
シデントにも助けられたが、続く条件戦は出遅れながら桁違いの末脚で5馬身差圧勝。重賞タイトルもちらつく、非凡な才能、走りを見せた。4カ月の休み明けだった
ユニコーンSは直線でスムーズさを欠くシーンもあって3着だったが、8月の
レパードSでは3番手から力強く抜け出し初タイトル。まだ5戦目。未知の魅力も味方に頂点目指す。
そのほかにも、通算9戦8勝の“岩手の雄”
フジユージーン(牡3、岩手・
瀬戸幸一厩舎)、
東京ダービーで地方馬最先着だった
シンメデージー(牡3、高知・
打越勇児厩舎)、初タイトル狙う
サトノエピック(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)など、好メンバーが揃っている。