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【地方競馬】グランブリッジが1年7カ月ぶりの勝利で重賞5勝目

デイリースポーツ
  • 2024年10月01日(火) 21時38分
 「レディスプレリュード・Jpn2」(1日、大井)

 久々の美酒だ-。1番人気のグランブリッジがゴール前でひと伸び。1年7カ月ぶりの白星は重賞5勝目となり、「第14回JBCレディスクラシック・Jpn1」(11月4日・佐賀)への優先出走権を獲得した。先に抜け出した2番人気のアイコンテーラーが頭差かわされて2着。昨年の覇者で3番人気のアーテルアストレアは3着に敗れ、連覇はならなかった。

 長く、長く勝利を欲してきた執念が、この日は少しだけ勝った。

 ヴィブラフォンの逃げを直線入り口で番手のアイコンテーラーがかわして先頭。その3、4馬身後方、グランブリッジの馬上で川田の両手が激しく動く。直線は右ステッキを入れてパートナーを鼓舞。残り100メートルを切って逃げ込み態勢に入ったアイコンに一完歩ごと迫ると、最後の最後にグイッとひと伸び。頭差かわしたところが久々のVゴールとなった。

 昨年3月のエンプレス杯以来の白星。その間に8戦して2着が5回。前走の帝王賞でも牡馬の一線級に混じって4着と実力はトップクラスだ。その間に騎乗して2着4回の川田は「長らく勝ち切れなかった。やっと勝ててうれしいですね。常に精いっぱいの走りをしてくれるけど、勝つという結果だけ結びつかなかった。競馬の難しさ。何より久しぶりに勝ち切るんだという、強い気持ちでつかまえ切ってくれた」と一気に喜びを爆発させた。

 これで重賞14勝目の新谷師は、そのうち8勝が交流重賞で挙げている。師は「ファンの皆さんにも応援してもらいながらずっと負けてきたので、きょうは勝ち切ってくれてうれしいですね」と目を細めた。

 次はJBCレディスクラシック(1860メートル)が有力。22、23年といずれも2着。この日は昨秋4馬身離されたアイコンテーラーに一矢報いたが、「大きなタイトルを持って牧場に帰したいですね。距離は長い方がいいので、オーナーとの相談になりますが、クラシック(2000メートル)も視野に」と選択肢を広げた。これで曇り空が晴れた。あとは悲願のビッグタイトルへ突き進むだけだ。

提供:デイリースポーツ

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