牝馬限定の交流重賞「第21回
レディスプレリュード」が1日、
大井競馬場で行われた。1番人気の
グランブリッジがゴール前で差し切り優勝、5つ目の重賞タイトルを手にした。同馬には「第14回
JBCレディスクラシック」(Jpn1、11月4日、佐賀)への優先出走権が与えられた。
レース後、ジョッキーもトレーナーも言葉をそろえて「やっと結果が出せた。ホッとしている」と頬を緩めた。昨年3月の
エンプレス杯(川崎)を勝って以来、地方交流重賞を使い続け、8戦して2着5回、4着3回。長いトンネルを抜け出した瞬間だった。
好スタートを切ったが後方3番手で脚をためながら流れに乗った。わずか7頭だが、
ヴィブラフォンはためることなく逃げてレースは流れた。レースが動いたのは4コーナー。手綱をしごいて外を回って一気に前に取り付いた。直線で馬場の真ん中に持ち出すと右ステッキの連打。一完歩ごとに前との差を詰め、先に抜け出した
アイコンテーラーを頭差交わしたところがゴールだった。「繁殖に上がる前に大きなタイトルを獲らせてあげたい。次は権利を獲った、Jpn1へ行きます」と新谷師。この勢いに乗って佐賀の舞台でさらなる飛躍を誓っていた。
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グランブリッジ 父シニスターミニスター 母ディレットリーチェ (母の
父ダイワメジャー) 牝5歳 栗東・
新谷功一厩舎 馬主・
サイプレスホールディングス合同会社 生産者・北海道新ひだか町の金舛幸夫氏 戦績20戦7勝(南関東11戦4勝) 総獲得賞金3億2265万2000円。
スポニチ