「サウジアラビアRC・G3」(5日・東京)
18年
グランアレグリア、19年
サリオス、22年
ドルチェモアとG1馬を輩出している出世レースで、今年も将来を有望視されている素質馬がスタンバイしている。
ブリックスアンドモルタル産駒の
アルレッキーノは、前走新潟の未勝利戦で7馬身差の圧勝とポテンシャルの高さを示した。半姉は今年の
オークス馬
チェルヴィニア。血統面からも大きな魅力を感じる一頭に注目が集まる。
良血馬が重賞のステージに立つ。
ブリックスアンドモルタル産駒の
アルレッキーノは、今年の
オークス馬
チェルヴィニアの半弟。6月の東京での新馬戦は2着に敗れ、新潟の未勝利戦で7馬身差の圧勝劇を演じたが、くしくもここまでは
チェルヴィニアと同じ経緯をたどっている。
「お姉さんとタイプは違いそうだけど、能力の高い馬ですよ」と評価するのは鈴木助手。厩舎が違うだけに単純な比較はできないが、姉同様に高いポテンシャルを秘めている。期待は大きい。
今回の舞台は東京芝1600メートル戦。「スピードがありますからね。これから距離の融通も利くようになると思うけど、気性面を含めると現状はマイル戦がいいと思います」とうなずく。前走は楽な逃げ切りだったが、追えば伸びそうな雰囲気はあった。東京の新馬戦で2着に敗れはしたものの直線の坂も問題はない。
同助手は「前走くらいのパフォーマンスを見せてくれたら、ここでも頑張ってくれると思っています」と期待を寄せる。姉は新潟の未勝利戦V後に、このレースと同じ10月の東京で行われるマイル重賞アルテミスSを制覇。そして
オークスでG1の勲章を手に入れた。ここまで姉と同様の道をたどる
アルレッキーノも今後、大舞台へ進めるだけの素質を秘めている。まずは今回の重賞で、しっかりと存在感を示したい。
提供:デイリースポーツ