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今年のGIジンクスはまだ続くのか 秋華賞では同期に続く初勝利に期待

  • 2024年10月07日(月) 17時00分
 今年のJRA・GIはここまで14レース、全て異なる騎手が制している。それも天皇賞(春)菱田裕二騎手ヴィクトリアマイル津村明秀騎手安田記念のJ.マクドナルド騎手、宝塚記念菅原明良騎手スプリンターズS西村淳也騎手の5人が初制覇だった。この流れはまだまだ続くのか。今週開催の秋華賞のメンバーをチェックしてみよう。

 想定騎手のうち、今年のGIを勝っていないのは10人だ。馬名の50音順にアドマイヤベル横山武史騎手キャットファイト大野拓弥騎手クリスマスパレード石川裕紀人騎手コガネノソラ丹内祐次騎手タガノエルピーダ団野大成騎手チルカーノ鮫島克駿騎手ボンドガール武豊騎手ホーエリート北村友一騎手ラヴァンダ岩田望来騎手ランスオブクイーン松山弘平騎手。中でもキャリアを通じてGI初勝利がかかるのは、丹内騎手、鮫島駿騎手、岩田望騎手の3人である。

 とりわけ注目したいのは2人。まずはコガネノソラの丹内騎手である。今年はここまで59勝。自己最多だった22年の64勝を上回るペースで勝利を重ねている。コガネノソラは前走のクイーンSが初騎乗だったが、中団から図ったような差し切り。まさに息ぴったりの走りだった。ここは春の実績組がズラリと顔を揃えたが、同期の津村騎手に続く、悲願のGI初制覇を期待したい。

 もう1人は鮫島駿騎手だ。こちらも今年はここまで75勝と絶好調。自己最多だった22年の80勝を上回ることはほぼ確実のペースとなっている。今回のパートナーはチルカーノ。一昨年の皐月賞を制したジオグリフの半妹で、5戦3勝の好成績を収めている。今回が重賞初挑戦なので力関係がカギだが、逆にいえば未知の魅力あり。ここで初戴冠といきたい。

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