「
毎日王冠・G2」(6日、東京)
昨年の覇者
エルトンバローズは栗東坂路で最終リハ。抜群の行きっぷりで活気十分に駆け上がり、西村淳&杉山晴師ともに好
ジャッジ。連覇へ向けて視界は良好だ。夏の北海道で
巴賞→
函館記念と連勝した
ホウオウビスケッツは、美浦Wで目下の勢いを示す走りを披露した。
連覇へ向けて視界は良好だ。昨年の覇者
エルトンバローズは西村淳を背に栗東坂路で追われ、行きっぷり良く4F52秒9-38秒0-11秒9をマーク。活気十分の動きで駆け上がった。
西村淳は「この馬の本来の走りに戻ってきたという感じがします。精神的にも大人になりましたし、力強さも増しました」と手応え十分。杉山晴師も「いつも通り坂路でサッとやりました。ジョッキーがめちゃめちゃいいと言っていたので信じたいと思います」と期待を込めた。
3歳で挑んだ昨年は、
ソングラインや
シュネルマイスターといった強豪を撃破。一気に頂点まで上り詰めそうな雰囲気もあったが、そこから5連敗と思うような結果を出せていない。それでも前走の
中京記念では59キロを背負いながら3着と復調気配を感じさせた。
指揮官は「前走は強い
エルトンバローズをお見せすることができたと言っていい内容だったと思います。香港も経験して、
安田記念の前には東京競馬場で調整といろんな経験を積み、メンタルは確実に強くなったんじゃないかと思います」と力を込めた。
反撃を開始するには文句なしの舞台だ。「東京の千八は昨年のレースを見ても間違いなく合うと思います。前回も含めて状態は上がってきているので、昨年と同じような期待値を持っています。何とかタイトルを獲れるように」とトレーナーは意気込む。先週の
スプリンターズSを制した西村淳×杉山晴コンビ。勢いそのままに連覇へ突き進む。
提供:デイリースポーツ