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京都大賞典・G2」(6日、京都)
秋の始動戦を迎える
ブローザホーンが、主戦の菅原明を背に栗東坂路に登場。決して目立つタイムではないものの、四肢を力強く伸ばして駆け上がり、上々の仕上がりをアピールした。この先に続くG1戦線に向けて、好スタートを決めたいところだ。重賞3勝目を狙う4歳馬
サトノグランツは、栗東CWで川田を背に好ラップを刻んだ。
G1馬として迎え撃つ。
宝塚記念覇者
ブローザホーンは主戦の菅原明が駆け付け栗東坂路で併せ馬を行った。
メテオリート(4歳3勝クラス)を追走し、馬なりのまま併入でフィニッシュ。もともと攻め駆けしないタイプだが四肢を力強く伸ばし、4F56秒3-41秒4-13秒4を計時した。
感触を確かめた菅原明は「促しながらの追走になりましたが、調教はそこまで動くタイプではないので」と手応えは悪くない様子。休養を挟み、ここが秋の始動戦。3カ月半ぶりの実戦に「休み明けなので、
宝塚記念と比べるとそこまでの状態ではないのかなという気もするけど、大きく変わらず、いい状態だと思います」と
ジャッジした。
動きを見守った吉岡師も「先週の時点で8割方できているかなというところ。あとは休み明けなので、馬の気持ちがどれだけ前向きに挑めるか」と見通した。春と比較しては、「特に違うのはカイ食い。春もそんなに悪くはなかったけど、さらに良くて体調がいい。フレッシュですね」と充電効果を実感する。
昨年の
京都大賞典は心房細動で競走を中止したが、その後は重賞初勝利に
グランプリ制覇と勢い良く上り詰めた。指揮官も「距離は融通が利くし、馬場も問わない。春は挑戦者でG1に臨んだけど、今回はG1ホースということで挑戦を受ける形。しっかりと走ってくれると思う」と信頼を寄せる。次戦の
ジャパンC(11月24日・東京)、そして今秋の最大目標に掲げる
有馬記念(12月22日・中山)へ向けて、得意の京都で弾みをつける。
提供:デイリースポーツ