「サウジアラビアRC・G3」(5日、東京)
前走楽勝の勢いそのままに、重賞突破なるか。札幌の未勝利戦で6馬身差Vを決めた
ヒシアマンが美浦坂路に登場。
エリカサファイア(3歳3勝クラス)と併せ、キビキビとした脚さばきで駆け上がった。1週前の美浦Wで6F82秒3-36秒0-11秒2と強い負荷をかけており、当週は4F54秒4-39秒5-12秒7と整える程度の調整。堀師は「在厩続戦で札幌から帰厩後の状態を見極めてきたが、能力を出せると判断。息は整っているし、心身もまとまっている」と及第点を与えた。
デビュー以降は一度も放牧に出ていないが、それだけ手元に置いて成長を感じ取ってきた。指揮官は「調教後の馬体重は449キロ(前走は458キロ)。まだ子どもっぽさは残るが、少しずつ改善されているし、競馬ではそうした面を見せていない。開幕週の東京の馬場がプラスに出れば」と見ている。
堀厩舎は昨年の
ゴンバデカーブース、19年
サリオスと当レースで2戦2勝。父
モーリスを一流マイラーに育て上げた名門厩舎のもと、初見参の府中で素質を誇示する。
提供:デイリースポーツ