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【サウジアラビアRC予想】出世レースとして名高い一戦 求められるのは“スピード”と“瞬発力”

  • 2024年10月05日(土) 06時35分
 今回で10回目という歴史の浅いレースだが、重賞に格上げされる前の「いちょうS」時代から出世レースとして名高い存在で、歴代優勝馬にはダノンプレミアムグランアレグリアサリオスステラヴェローチェドルチェモアなどが名を連ねる。直線が長い東京競馬場のマイルコースだから、求められるものはスピードと瞬発力。いちょうS時代を含めて過去10年間で上がり3ハロン最速馬は[5-3-2-1]だ。

 ◎アルテヴェローチェは札幌競馬場芝1500m新馬戦優勝馬。すんなりと好位をキープすると、早めに先頭にたち、最後の2ハロンは11.6秒〜11.5秒という加速ラップで2着馬をクビ差、3着以下には5馬身の差をつけた。ディープインパクト産駒の母は未勝利馬だが1勝クラスで入着を重ねた馬。モーリス×ディープインパクトの組み合わせにはジェラルディーナアルナシームディヴィーナなどがいる。本馬はおばにクルミナル、おじにセレシオンがいるファミリーもA級で将来が楽しみだ。

 〇タイセイカレントは中京競馬場芝1600m優勝馬。やや出負け気味のスタートからじわっとハナを奪うと道中はスローに落として、最後は10.9秒〜11.3秒でまとめて余裕のゴール。まだキャリア1戦ゆえに未知数の部分は多いが、前走は自在性を感じさせる内容だった。半姉にキャリックアリードがいる血統で、近親には欧州、豪州のトップスプリンターがいるモーリス産駒。少し長い目で見たい1頭だ。

 ▲フードマンは中京競馬場芝1400m新馬戦優勝馬。前日の雨でたっぷりと水分を含んだ馬場でのレースだったが、好スタートからハナを奪うと最後の2ハロンを11.6秒〜11.6秒。2着馬には食い下がられたものの3着以下には大きな差をつけた。キーンランド社セプテンバーセール取引馬で、母は米国芝2000mの重賞2着馬。近親にはエクセレントリザルトがいる血統。良馬場での走りを見たい。

 △アルレッキーノは新潟競馬場芝1600m未勝利戦優勝馬。ゆっくりとハナに立って最後3ハロンは11.4秒〜10.8秒〜11.5秒。後続が離れてしまったので最後は流しながらも素晴らしいパフォーマンスを発揮した。

 チェルヴィニアの半弟という血統からも注目したい1頭だ。

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