C.ルメール騎手が
オークス馬の
チェルヴィニア(牝3、美浦・
木村哲也厩舎)で、
秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)の6年ぶり3勝目を狙う。
ルメール騎手はこれまで
秋華賞に9回騎乗。17年に
ディアドラで初制覇を果たすと、18年に
アーモンドアイで連覇を達成した。しかし、その後は5回騎乗して未勝利。ここ3年は21年が
ファインルージュで2着(2番人気)、22年が
スターズオンアースで3着(1番人気)、そして昨年が
ハーパーで3着(2番人気)と、悔しいレースが続いている。
今年のパートナーは
チェルヴィニアだ。デビュー戦から
ルメール騎手とコンビを組み、2戦目から未勝利、
アルテミスSと連勝した。休み明けの
桜花賞は
ルメール騎手が負傷中のため、B.ムルザバエフ騎手が騎乗したが、主戦に手綱が戻った
オークスでGI初制覇。内から伸びた
桜花賞馬の
ステレンボッシュを半馬身抑え、世代の頂点に立った。迎える今回は同馬との再戦。世代最強を証明するためにも、負けられない一戦となる。
ルメール騎手にとっては
武豊騎手、
岩田康誠騎手と並ぶ、歴代最多の
秋華賞3勝目がかかる一戦。いかにしてパートナーをGI・2勝目に導くか、その手綱捌きからも目が離せない。