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【POG】フローラS覇者の弟マテンロウカナロアは感触上々(栗東発)

デイリースポーツ
  • 2024年10月05日(土) 12時04分
 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 9月28日の芙蓉Sジェットマグナム(牡、安達)が2番手から抜け出してV。心房細動の影響で7着に敗れたコスモス賞から一変した走りでオープン勝ちを決めた。レースを振り返って、師は「心房細動の影響があるかどうかは走ってみないと分からなかったですが、問題なかったですね。雨が降ったらチャンスはあるかなと思っていましたが、良馬場でも上手なレース運び。いい位置につけていいペースで運んで、勝ち切ってくれました。良かったです」と笑顔で話してくれた。レース後は放牧へ。次走は同舞台で行われるホープフルS(12月28日・中山、芝2000m)を予定している。

 9月29日の中京新馬戦(ダート1400m)はアートコレクション(牡、角田)が中団追走から早めにまくって4角で先団に取りつき、その勢いのまま押し切って2馬身差で快勝。レースを振り返って、師は「スタートはあまり速くないですし、まだ子どもっぽさも残っている現状でしたので、使ってからかなと。現状でこれだけの走りができて、能力の高さを感じました」と期待以上の走りに目を細めた。「向正面で頭を上げていましたが、砂をかぶってもうまく対応できていました。3角で早めに外へ出して、そこからはスムーズに上がって行けました。これからの馬ですが、心肺機能が良く、成長が楽しみです」と期待を寄せた。放牧を挟んで、もちの木賞(11月3日・京都、ダート1800m)を予定している。

 次週の注目新馬は野中厩舎の3頭。インターアーバン(牡、父アジアエクスプレスソーディヴァイン)は12日の京都ダート1800mを団野Jで予定。師は「ケイコは動くし、ここにきて良くなってきている。ポテンシャルは高そう。リズム良く運んで、ケイコ通りの走りができれば楽しみ」と新馬勝ちを意識している。

 エテルノレガーメ(牡、父キズナ母マゲバ)は12日の京都芝2000mを団野Jで予定。「大型馬でまだ緩さは残っているが、現状でもケイコは動いている。ワンペースで距離はこのくらいが合いそう。速い時計への対応が鍵になるが、自分のリズムでゆったり運んで持ち味を生かせれば」と期待を寄せた。

 18年フローラS覇者サトノワルキューレの半弟マテンロウカナロア(牡、父ロードカナロア母ヒアトゥウィン)は13日の京都芝1800mを横山典Jで予定。「まだ緩いけど、ケイコは動くし、時計も出ている。これからどんどん良くなってきそう」と感触は上々。姉と同じ舞台で新馬勝ちを狙う。(馬サブロー栗東支局・塩手)

提供:デイリースポーツ

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