「サウジアラビアRC・G3」(5日、東京)
雨に煙る府中で行われた2歳の出世レースは、2番人気の
アルテヴェローチェが差し切り、デビュー2連勝&重賞初制覇を決めた。道中は後方2、3番手で脚をためると、直線は大外から豪快に末脚を伸ばした。1馬身差の2着に4番人気の
タイセイカレント、3着に5番人気の
マイネルチケットが入り、単勝1・5倍の圧倒的1番人気に支持されたルメール騎乗の
アルレッキーノは5着に敗れた。勝ち時計は1分33秒0(稍重)。
殊勲の佐々木は、
札幌2歳Sの
マジックサンズに続いて須貝師とのタッグで重賞V達成。「この馬の力を信じて乗りました。スタートも良かったのですが、先行集団で力ませ続けるより、一段引いて折り合いに専念しました。距離は千六くらいがベストだと思います。僕自身、G1を勝ったことはないですが、大きい舞台でもやれる馬だと思います」と、相棒のさらなる飛躍を期待。「調教から乗せてもらって、そのときから厚みのあるいい馬だと思いました。調教の感触通りでしたね」と高く評価していた。
提供:デイリースポーツ