10月6日の東京5R・2歳新馬戦(芝1800メートル=17頭立て)は、1番人気の
ガルダイア(牡、美浦・
国枝栄厩舎、父
エピファネイア)がデビュー戦を白星で飾った。勝利のゴール板を過ぎてから3コーナーのポケット地点まで止まらず、そこで
ルメール騎手が下馬するなど“規格外”の一面も見せた。17年の
NHKマイルCなど重賞3勝を挙げた
アエロリットの半弟という良血。勝ち時計は1分49秒2(良)。
外の15番枠から五分のスタートを決めて、そのままスピードに乗って好位3番手へ。3コーナーでは早くもハナに立ち、直線でもそのまま脚を伸ばして2着の
エピファランドに1馬身3/4差をつけた。国枝厩舎おなじみの
シャドーロールではなく、制御が利きやすくするクロス鼻革を着用して対策はしていたが、コントロールの難しい面をのぞかせた。
ルメール騎手は「能力はあるけど、乗りづらい」と、勝利にも渋い表情だった。
国枝調教師は「バカじゃないんだけど、ブレーキがなかなか…。ゴールしても止めにかかると、グングン行っちゃう。もっとコントロールが利くように、強いハミで教え込まないと。スピードがありすぎるよね。あとはコントロールだよね。返し馬も大変だったから」と苦笑い。厩舎としては8月17日の新潟1R・障害未勝利戦の
シャンドゥレール以来となる久々の白星となったが、少しほろ苦い白星となった。
スポーツ報知