一昨年の
皐月賞を制した
ジオグリフの半妹となる
チルカーノ(牝3、栗東・
高野友和厩舎)が、
秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初挑戦初制覇を狙う。
チルカーノは父
ハービンジャー、
母アロマティコ、母の
父キングカメハメハの血統。母は14年の
巴賞を制し、12年の
秋華賞と13年の
エリザベス女王杯で3着。また、半兄の
ジオグリフは21年の
札幌2歳S、22年
皐月賞で後の“世界最強馬・
イクイノックス”を破るなど重賞2勝。同じく
アルビージャもオープンまで出世している。さらに近親には
アルバートや
インティライミなどの活躍馬が並ぶ。
ここまで5戦3勝。3走前の
矢車賞は中団後ろからしっかり伸びて、力が一枚上といった感じの勝ちっぷりだった。続く
稲荷特別は力みがあった影響か、8着に沈んだものの、立て直して迎えた前走の
長久手特別を快勝。しっかりと賞金を加算し、ラスト一冠への出走を確実なものにした。
母が12年前に
ジェンティルドンナの3着だった牝馬三冠最終戦。まずは母超えが目標だが、願わくは実績馬を打ち負かし、兄に続く
ビッグタイトル獲得となるか。その走りに要注目となる。