東京11Rの第75回
毎日王冠(3歳以上GII・芝1800m)は1番人気
シックスペンス(
C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分45秒1(良)。クビ差の2着に4番人気
ホウオウビスケッツ、さらに3/4馬身差の3着に5番人気
エルトンバローズが入った。
シックスペンスは美浦・
国枝栄厩舎の3歳牡馬で、父
キズナ、
母フィンレイズラッキーチャーム(母の父
Twirling Candy)。通算成績は5戦4勝。
レース後のコメント
1着
シックスペンス(
C.ルメール騎手)
「今日は休み明けでしたし、コンディションはまだトップではありませんでした。もちろん能力を出してくれましたが、ジワジワと伸びてくれました。この馬はスタートがすごく上手ですから、すぐに良いポジションを取れました。今日は距離が短くなりましたので、彼にとってちょうど良いペースでした。ずっと冷静に走っていました。ですから最後は決勝線まで頑張ってくれました。
すごく良い馬ですから、勝つ自信があって乗りました。休み明けでも能力で良いパフォーマンスを出せると思いましたので、4番手で、ほぼベストなポジションでした。反応が少し遅かったですが、僕もよく頑張りました(笑)。彼も頑張りましたね」
(
国枝栄調教師)
「やはり1800mくらいが乗りやすかったですね。ここを使われて次は良くなるのではないでしょうか。スタートも良く、レース運びも上手でしたね。このあとについてはオーナーサイドと相談します」
2着
ホウオウビスケッツ(
岩田康誠騎手)
「夢を見ました。この1週間は涼しくなって、厩舎が良くこの状態に立て直してくれました。ペースもそうですが、みんな動くに動けず、うまくいったところはあるかもしれませんが......。これからまた(体が)パンとしてくると思います。びっくりしました」
3着
エルトンバローズ(
西村淳也騎手)
「具合は良かったです。勝負をしにいきました。次も楽しみです」
4着
ヤマニンサルバム(
三浦皇成騎手)
「開幕週を考えれば、内枠は良かったと思います。ペースが遅かったのでリスクはありましたが、今日は後ろから外を回すのは厳しい流れだったので、内を通るリスクを選びました。エンジンがかかるのに時間がかかるタイプなので、もう少し早く前が開いて欲しかったです。しかしその中でもよく差を詰めてくれました。緩急を求められるペースに対応できたのは成長だと思います」
5着
シルトホルン(
津村明秀騎手)
「ゲートに行くまでは落ち着いていましたが、中に入ってエキサイトしていました。(スタートは)五分に出ることができました。想定より少し後ろになりましたが、うまく脚が溜まり、直線も手応えはあったのですが......。ただ、こういう競馬も出来ると感じました」
6着
ダノンエアズロック(
鮫島克駿騎手)
「出来は良さそうで、馬の乗り味も良かったです。ちょうど
シックスペンスの後ろで、リズム良く走れました。ペースは遅かったのですが折り合いは良かったです。直線はもう少し道が早く開けば......という内容でした。マークはきつかったです」
10着
ローシャムパーク(
戸崎圭太騎手)
「今日は返し馬から良さを感じていて、道中の収まりが良く、感じはよかったです。長く脚を使うタイプで、うまく引き出すことができませんでした。状態は良かったですし、これが本来の力ではありません。力を出し切れず申し訳ないです」
ラジオNIKKEI