京都11Rの第59回
京都大賞典(3歳以上GII・芝2400m)は8番人気
シュヴァリエローズ(
北村友一騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分22秒9(良)。アタマ差の2着に4番人気
ディープボンド、さらに3/4馬身差の3着に11番人気
メイショウブレゲが入った。
シュヴァリエローズは栗東・
清水久詞厩舎の6歳牡馬で、
父ディープインパクト、
母ヴィアンローズ(母の
父Sevres Rose)。通算成績は30戦4勝。
レース後のコメント
1着
シュヴァリエローズ(
北村友一騎手)
「最後接戦だったので、アタマ出て、本当に良かったと思います。前、前で最後まで頑張ってくれる馬だと思っていたので、本当はもう少し前目のポジションを取りに行く予定だったのですが、一歩目が出てくれなくて、その上でペースも流れていたのであの位置に収まりました。
周りの馬は気にならなかったですし、この馬自身のリズムが良かったので、そこを大事にしました。坂を下って行く時に手応えが良かったので、しぶとい脚を、最後までこの馬らしさを出してくれるんじゃないかと思っていました。その通り本当に伸びてくれましたし、良かったと思います。
僕の馬もしぶといですし、幸さんの馬もしぶといです。2頭で良いレースができたのではないかと思います。馬自身が長距離を使い出してからすごく安定して走ってくれていて、前走もあと一歩というところだったので、今日はあと一歩がもう一歩伸びて、アタマ差だった事は大きかったと思います。
本当に安定して走ってくれるようになりましたし、いつも一生懸命走ってくれる馬なので、次もこの馬の本来の走りを期待して頑張りたいと思います」
2着
ディープボンド(
幸英明騎手)
「悔しいです。最後はよく頑張ってくれていますし、何とかしたかったです。衰えは感じないです。まだまだやれると思います」
3着
メイショウブレゲ(
酒井学騎手)
「末脚の馬なのでとにかく出てストレスをかけないように競馬をしようと思いました。あとは返し馬も硬さが無く、道中も力むところはありませんでした。リズム良く走ってくれました。直線に入ってスペースを確保した時「よし!」という感じでした。
瞬発力というタイプではありませんが最後までしっかり脚を使ってくれました。人気薄でしたがそれ以上に走ってくれると思っていましたし際どく頑張ってくれました」
4着
スマートファントム(
藤岡佑介騎手)
「ゲートが開く前にゴソゴソするところがあるのを見ていたので、そうさせないようにしていたら、馬が怒って遅れてしまいました。それが悔やまれます。道中は長距離馬らしく乗りやすかったです。4コーナーではうまく内に潜り込んで伸びてくれましたが、置かれたぶんがもったいなかったです」
5着
サトノグランツ(
川田将雅騎手)
「勝ち馬の隣でとてもいいリズムで競馬を進められました。結果が伴わなかったことだけが残念です」
6着
ドクタードリトル(
松山弘平騎手)
「距離が延びても脚はたまっていましたし、直線は差し切るぐらいの見せ場がありました。重賞で、強い馬を相手によく頑張ってくれたと思います」
10着
ケイアイサンデラ(
藤懸貴志騎手)
「
バビットの出方がカギだと思っていて、初速は向こうの方が速かったですが、行きそうでは無かったですし、向こうのペースにされるのが嫌だったので、主張していきました。ペースは想定内で、やりたい競馬はできましたが、4コーナーで後ろから来られた時に一杯になってしまいました。
まだ重賞は2回目ですし、これからもこういう相手と戦っていきますので、厩舎と相談しながら、力をつけていってもらえればと思います」
11着
ブローザホーン(
菅原明良騎手)
「最近あまりハミを取らなくなっていましたが、それにしても進んでいきませんでした。追い切りで体がついてこない感じがあり、競馬に行くと変わってくれると思ったのですが、追い切りの感触通りでした。馬にやる気はあったと思います」
ラジオNIKKEI