「
府中牝馬S・G2」(14日、東京)
昨年の
エリザベス女王杯覇者
ブレイディヴェーグが戦列に復帰する。春は右飛節の炎症でドバイTを回避。その後は
新潟記念を目標に調整されてきたが、トモの筋肉痛で出走を見送った。長期休養明けで、1週前の段階ではまだ本調子手前の印象だが、キャリア5戦で女王の座に上り詰めた才女。ロングシュートVを決めても何ら驚かない。
秋初戦に臨む
マスクトディーヴァ。1週前追い切りは栗東CWの3頭併せで僚馬2頭に大きく先着。仕上がりは文句なし。昨年のローズSでは
ブレイディヴェーグを一蹴して重賞初制覇。続く
秋華賞でも2着し、今季も阪神牝馬Sでタイトルを積み上げ、
ヴィクトリアマイル3着と地力強化が著しい。川田との新コンビでV発進といく。
安田記念7着以来の復帰戦に臨む
フィアスプライド。1週前追い切りは、美浦Wの併せ馬で遅れはしたものの、ラスト1Fは11秒4と上々の伸び脚。力は出せる仕上がりだ。昨年の
ターコイズSで待望の重賞初Vを飾ると、春の
ヴィクトリアマイルでは2着に奮闘。6歳にして本格化の様相を見せる。重賞2勝目を挙げ、秋の大舞台へ。
小倉記念で2着に好走した
コスタボニータ。2番手追走から直線坂上で1度は先頭に立ったが、ゴール前で勝ち馬の強襲に遭い勝利がすり抜けた。それでもハンデ56キロを背負い、牡馬相手に堂々の立ち回り。地力を示した。牝馬限定戦に戻れば、当然勝ち負けだ。
クイーンS12着からの反撃を期す
モリアーナ。1週前追い切りは、美浦Wで4F53秒6-10秒8をマーク。仕掛けられると瞬時に反応し、圧巻の伸びを見せた。直線の長い府中で本領発揮といく。
提供:デイリースポーツ