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【凱旋門賞】スピードシンボリの初挑戦から55年後の悲願達成ならず ディープ、オルフェなど日本馬挑戦の歴史

スポーツ報知
  • 2024年10月07日(月) 00時26分
 日本調教馬が凱旋門賞に初めて挑戦したのは1969年スピードシンボリドーヴィル大賞10着をステップに挑んだが着外に終わった。

 日本調教馬でも通用する。そんな期待を抱かせてくれたのが1999年のエルコンドルパサーだった。長期の海外遠征を敢行し、サンクルー大賞で海外G1初制覇。フォワ賞・G2も勝利し、連勝で臨んだが、仏、愛ダービー馬のモンジューに半馬身及ばなかった。

 日本競馬史に名を刻むディープインパクトも2006年に挑戦。好位から運び一度は先頭に立ち、競り合いに持ち込んだがレイルリンクなどに差され3位入線。のちに禁止薬物が検出されて失格となった。

 10年のナカヤマフェスタの頭差2着も惜しかったが、最も勝利に近づいたと感じさせたのは、12年のオルフェーヴル。残り300メートル付近で抜群の手応えで先頭に立ち、完全に抜け出したが、内ラチ沿いに大きくよれて失速。ソレミアにゴール前で差され首差の惜敗。翌13年はトレヴに敗れて2年連続の2着に終わった。

 2010年以降、日本調教馬の出走は加速。15年を除いて毎年、挑戦し続けてきた。そしてスピードシンボリの初挑戦から32頭目(35度目)となった今年のシンエンペラーは12着。日本馬の悲願は来年以降に持ち越しとなった。

スポーツ報知

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