フランスG1「第103回
凱旋門賞」が6日(日本時間同日深夜)、パリロンシャン競馬場で行われた。日本から参戦した
シンエンペラー(牡3=矢作)は12着に終わり、今年も日本競馬の悲願達成はならなかった。
世界のYAHAGIが手応えを持って送り込んだ
シンエンペラー。朝から雨が降り、欧州特有の重い馬場に苦しんだ。直線は本来の伸びを欠き12着。引き揚げて来た坂井は「ポジションはいいところにつけられた。自分の中では満足のいく競馬はできたが結果が出せず残念。またリベンジしたい」と悔しそうに振り返った。
愛弟子に手綱を託した矢作師は「残念以外の言葉はないです。非常にうまく乗っていたと思うし敗因がつかみきれない。しっかり分析して、どっかでまた勝てるようにやり直していきたい」と前を向いた。
国際派トレーナーがセリで見つけた逸材。2年前、フランスの
ドーヴィルで行われたアルカナ社1歳セールで210万ユーロ(当時、約3億円)で落札した。「あのセリではこの馬が抜けていました。どうしても欲しかった馬」と振り返る。
20年の
凱旋門賞馬
ソットサスの全弟。血統面からも可能性を秘めていた。見つけた原石はしっかり成長して悲願の舞台に立った。今年勝つことはできなかったが、まだ3歳。リベンジのチャンスはある。世界のYAHAGIの挑戦はまだまだ続いていく。
▼藤田晋オーナー 残念でしたけど仕方ない。素晴らしい雰囲気で僕としてはいい経験になった。また来たいと思いました。(AbemaTVで解説している)
福永祐一さん、
川田将雅さんともまたここに来たいと思っています。
スポニチ