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【秋華賞】チェルヴィニア 4部門で満点評価 牝馬3冠最終戦 オークス馬が2冠獲りへ

スポニチ
  • 2024年10月07日(月) 05時30分
 2冠か、上がり馬か。過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬を導き出す「G1データ王」。春の推奨馬が4勝、2着2回と好調だった人気企画は、秋の開幕戦スプリンターズSでも推奨したトウシンマカオ(2着)が連対を確保し、好スタートを切った。難解極める牝馬3冠最終戦「第29回秋華賞」(13日、京都)はオークスチェルヴィニアを推奨する。

 【ステップ

 近年のトレンドはオークスからの直行。通算【5・1・2・16】だが、近6年で5勝と圧倒的な強さを誇っている。文句なしの20点満点だ。前哨戦では紫苑S組が【4・4・0・41】と優勢。19〜22年には4年連続連対を果たしており、15点とする。ローズS組は【1・4・6・48】と勝ち切れていないものの馬券には絡むので10点。勝ち馬が出ていない他のレースは厳しく、5点とする。

 【前走着順】

 前走の着順でかなり絞ることができる。前走1着馬【5・4・5・38】、同2着馬【4・0・2・17】で馬券圏内のほとんどを占めている。前走連対馬は20点。同3〜5着馬は【1・6・2・34】と2着が多めで15点。同6着以下は連対が一度もなく、大きな巻き返しは期待できないため10点とする。



【脚質】

 京都小回り2000メートルはトリッキーなイメージがあるが、秋華賞に関しては差しが決まる。上がり3F順位別に見ると、

 1位【3・3・3・2】

 2位【3・3・0・7】

 3位【2・1・2・5】

 4位【1・1・1・6】

 5位以下【1・2・4・123】

 鋭い末脚を使えた馬がきっちりと上位に来ている。ここではこれまでのキャリアの上がり3F1位率に注目。50%以上ならば20点、30〜49%は15点、30%未満は10点とする。

 【東西所属】

 3歳牝馬にとって長距離輸送の有無はキーポイントとなる。オークス連対馬(14〜23年の10回)の所属厩舎が東西で10対10であるにもかかわらず、秋華賞では関西馬が【8・6・9・84】と圧倒的に強い。また、騎手の所属を見ても栗東所属騎手が【9・7・10・100】と乗り慣れているアドバンテージが大きそうだ。関西厩舎×関西騎手のタッグは20点、厩舎と騎手のいずれかが関西なら15点、関東厩舎×関東騎手は10点とする。

 【距離実績】

 勝ち馬10頭のうち8頭が2000メートル以上での勝ち鞍があった。他2頭であるアカイトリノムスメオークス2着、クロノジェネシスは同3着の実績持ちだった。2000メートル以上で勝ったことがある馬は20点。馬券圏内に入っていれば15点。出走歴があれば10点。出走歴さえなければ5点とする。

 【結論】

 4部門で満点評価を獲得したチェルヴィニアが首位。近年のオークス馬の直行Vは18年アーモンドアイ、20年デアリングタクト、23年リバティアイランドといずれも3冠牝馬ではあるが、トレンドであることは間違いない。次点のクイーンズウォークも4項目を満点でクリア、優秀な得点を叩き出した。(データ班)

 

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