JRAは7日、
永野猛蔵(22)が10月5日(土)から6日(日)にかけて、東京競馬場調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していた事実が判明したと発表した。
また、
小林勝太(21)についても、永野への調査の中で、9月27日(金)に美浦トレセン調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していた事実が判明した。
これらのことは騎手として重大な非行があったものと認め、日本
中央競馬会競馬施行規程第148条第2項により、この事案について裁定委員会に送付するとともに、同条第4項により、10月8日から裁定委員会の議定があるまで両騎手の騎乗を停止すると発表した。
若手騎手による調整ルームへのスマホの持ち込みに関しては、昨年5月3日に
今村聖奈、
小林美駒、角田大河(すでに引退)、
河原田菜々、
永島まなみ、
古川奈穂の6騎手が開催日10日間の騎乗停止となっている。
当時は女性騎手が中心だったことから、当時の審判部長は「われわれも(女性ということで)入りづらい部分があった。今後は巡回も含め、監視体制を強化していきたい」としていた。また「(女性騎手たちが)誤った解釈をしていたところもある」とし、正しく教育していく方針も発表していた。
また、今年5月31日には
水沼元輝が5月24日から26日にかけて美浦トレセン、東京競馬場調整ルーム居室内にスマホを持ち込み、使用していたことが判明した。
JRAは水沼に9カ月(5月31日〜25年2月28日)の騎乗停止処分を科した。すでに他の若手騎手が同様のケースで騎乗停止処分となった事例があることを知りながら、スマホを持ち込んだことを裁定委員会は重大な非行と認め、厳しい処分を科した。
スポニチ