5、6日の東京、京都、新潟を舞台に2歳新馬戦が計12レース行われ、土曜東京5R(芝2000m)では
サートゥルナーリア産駒の
レッドキングリーが1番人気に応えて4馬身差で快勝。調教と同様に内へモタれる面はあったが、競争意欲の強さ、バネのあるフットワークなど見どころが多数。今後どのように成長していくか楽しみな一頭だ。同4R(芝1600m)で勝ち上がった
ロンドボスも将来有望。スローを外枠&大外から差し切った内容は着差以上の強さ。土曜京都4R(ダート1400m)は
ドラゴンウェルズが9馬身差で圧勝。勝ち時計の1分24秒7も秀逸だ。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
レッドキングリー(牡、父
サートゥルナーリア、美浦・木村)
土曜東京5R・芝2000m、北村宏「とにかく張り切っていました。返し馬から元気で、いいことだと思います。まだ手の内に入れ切れていませんが、エネルギーがある方に捉えて今後はつくっていきたい。いいパフォーマンスでした」(レース評価A、将来性★★★★)
ロンドボス(牝、父
モーリス、栗東・藤原)
土曜東京4R・芝1600m牝馬限定、戸崎圭「返し馬からすごく乗りやすかったです。スタートはもっさりでしたが、その後はリズム良く走れたし、最後の脚も良かった。今後が楽しみになるレースぶりでしたね」(A、★★★★)
ドラゴンウェルズ(牡、父フロステッド、栗東・藤原)
土曜京都4R・ダート1400m、北村友「初戦の内容としてはすごく良かったです。スピードがあるのは調教の時から分かっていましたが、分かっていたにしても強かったです。優秀です」(A、★★★★)
ポールセン(牡、父イントゥミスチーフ、美浦・
斎藤誠)
日曜新潟5R・ダート1200m、斎藤「強かったです。返し馬で遊んでいたので直線では肩ムチを入れて競馬を教えましたが、最後まで遊んでいました。それでこの着差。強かったですね」(B、★★★★)
ガルダイア(牡、父
エピファネイア、美浦・国枝)
日曜東京5R・芝1800m、ルメール「能力はあるけど、乗りづらい馬です」(C、★★★★)
テレサ(牝、父
アドマイヤマーズ、栗東・吉岡)
土曜京都5R・芝1600m、岩田望「逃げるつもりはなかったけど、外枠でしたし、ポジションを取りに行って押し出される形になりました。勝てる手応えだったし、次はもっといいパフォーマンスができる」(B、★★★)
マリブオレンジ(牝、父ヴェコマ、栗東・福永)
日曜東京3R・ダート1600m、岩田望「調教からいい雰囲気でレースに臨めました。
テンション面もメンコを着用して落ち着いていました。ゲートが速く、2列目で競馬を教えるレースができたし、次につながる競馬だったと思います。2着馬も走る馬なので、待つよりは先に前に出す形を取りました。いい内容でした」(B、★★★)
スマッシュアウト(牡、父
サートゥルナーリア、美浦・栗田)
日曜東京4R・芝1600m、杉原「調教に乗せてもらって、気が良く動いていたし、ムキになり過ぎなければと思っていました。道中は我慢していたし、仕掛けてからの反応も良く、抜け出してからも余裕がありました。いい勝ち方だったし、これからが楽しみな馬。体も良くなりそうだし、大事にしていけば」(B、★★★)
ステイクオール(牡、父
ナダル、栗東・上村)
日曜京都3R・ダート1800m、松山「外枠は良かったです。スタートを出ませんでしたが、自分で上がって行く競馬ができました。能力があるので外を回ってもしっかり押し切ってくれました。強い競馬だったと思います」(B、★★★)
インフローレ(牝、父
リオンディーズ、栗東・寺島)
日曜京都4R・芝1400m牝馬限定、藤岡佑「調教から非常に質のいい動きをしていました。まだ強く追っていなかったのでレースでどうかと思いましたが、期待通りいい時計でしっかり走ってくれました。楽しみな馬です」(B、★★★)
サトノブリジャール(牡、父
エピファネイア、栗東・友道)
日曜京都5R・芝1800m、川田「まだまだ体が幼く、ゲートもこうやって出られないですし、道中もなかなか進んで行けない。もう少し時間がたって、中身が入ってくればと思います」(B、★★★)
バニーラビット(牡、父
アドマイヤマーズ、栗東・武幸)
土曜新潟5R・芝1400m、
荻野極「今週の追い切りで変わってきて、きょうを迎えました。イメージ通りの競馬ができました。強かったです」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ