今年の
菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)の主役は
日本ダービー馬の
ダノンデサイル(牡3、栗東・
安田翔伍厩舎)で間違いない。メンバー中唯一のGI馬とあって、実績は断トツ。しかしながら、
日本ダービーからぶっつけでの参戦となる点は気になる。そこで86年以降の
菊花賞において、
日本ダービーから直行で挑んだ6頭の成績を見てみよう。
・92年
セキテイリュウオー・6着(13番人気)
・94年
サムソンビッグ・15着(15番人気)
・06年
トーホウアラン・8着(6番人気)
・12年
コスモオオゾラ・17着(9番人気)
・21年
ディープモンスター5着(7番人気)
・23年
タスティエーラ・2着(2番人気)
勝ち馬は出ておらず、連対したのも昨年の
タスティエーラの1頭のみ。とはいえ、他の5頭は6番人気以下の伏兵だったので、善戦止まりでも致し方なし。
ダノンデサイルと同じく
日本ダービー馬の
タスティエーラが人気通りに走れているのだから、大きな割引は必要ない。少し古い話になるが、87年に
サクラスターオーが
皐月賞からの直行で勝利しているのも、春からのぶっつけ組にとっては好材料といえる。
ダノンデサイルは休み明けと距離延長を克服し、
日本ダービーに続く2つ目の
ビッグタイトル獲得となるか。いずれにしても、今年の
菊花賞の最大の注目点であることは間違いない。