今春の
大阪杯でGIを制し、続く
宝塚記念は3着と健闘した
ベラジオオペラ(栗東・
上村洋行厩舎)。次走は
天皇賞(秋)(10月27日・東京芝2000m)への出走を予定しており、今朝9日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCWへ
アームズレインとともに入場。これを3馬身弱追走するような位置関係で向正面を流していき、6F標識通過時のラップは遅かったものの、5F標識通過は15秒を切るラップ。そこから14秒台を持続してコーナーを回っていき、最後の直線へ入っていく。
引っ張ったままの手応えで並びかけ、ラスト1F標識手前から追い出されるとぐんぐんと伸びて先着でのゴール。時計は6F81.6〜5F65.8〜4F51.2〜3F36.9〜2F22.7〜1F11.0秒をマークしている。
ラップで見ると分かるが、きれいに加速する形。特に最後の直線は11.7秒から11.0秒までスピードアップしているが、その動きが非常に滑らか。9月下旬から栗東で順調に追い切りを消化していて、それが追い切りの走りにも表れているといった感じ。もともと追い切りでは速い時計が出るタイプだが、それを考慮しても文句なしの内容だったと言える。
(取材・文:井内利彰)