JRAの永野猛蔵(22)が今月5日(土)から6日(日)にかけて、東京競馬場調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していた事実が判明したことを受け、
JRAは9日、東西トレセンで記者説明会を行った。
発覚の経緯について、
JRAは「調整ルームに執務する本会職員から永野の居室から電話しているような声が複数回聞こえるという情報提供があった。
東京競馬最終レース終了後、調整ルームに戻ってくるところを待って永野の居室を本人の立ち会いのもと調べたところ、居室内の
キャリーバックの中からスマートフォンが発見された」と説明。入室時にもう一台のスマートフォンをロッカーに預けた上で「意図的に隠し持っていた」と明かした。永野本人同意の上、使用履歴を確認したところ、
小林勝太(21)との通信が判明した。これを小林勝自身も認めているという。
スマートフォンの不正使用が相次ぐ事態に、再発防止策については「実際のところ悪意を持って意図的に持ち込める状況であったことは事実。今回の事案を受けて、相当厳しい再発防止策になると考えている。今後このような事案が出ない最良の方法は何か考えていきたい」と想定。スマートフォンが日常生活を切り離せないものとなっているという指摘については「(ルールを)緩めるという考えはございません」とした。
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