少し早い祝祭があるかもしれない。東の
トライアル・
紫苑Sをレコード勝ちした関東馬
クリスマスパレードは栗東に乗り込み、収穫の秋を実らそうとしている。前走後、放牧先のノーザン
ファーム天栄から美浦経由で栗東入り。この日は坂路で4F53秒2〜1F12秒7と絶妙なサジ加減で仕上げた。
稽古を見届けた加藤士師に静かな闘志が見え隠れする。「(ノーザン
ファーム)天栄で、しっかりやってもらって凄く良くなった。毛ヅヤも
ピカピカ。デビュー前から走ると思っていたし期待していた馬。人気馬は差し馬なので後ろでけん制してくれればいいですね」。師が描く理想の展開は前走のような2番手追走。単騎濃厚の
セキトバイーストが逃げて、その後ろ。中団で
オークス1、2着馬が意識し合うと短い直線を生かし、絶妙のスパート。淀のターフに約2カ月半早い
クリスマスのイルミネーションが光り輝くかもしれない。
スポニチ