株式会社ジェイエス&
アロースタッドは10日、公式X(旧Twitter)において、けい養されていた
ワンダーアキュート(牡18)が種牡馬を引退し、退厩することを発表した。今後はYogibo
ヴェルサイユリゾート
ファームで功労馬として過ごす。
同馬は
父カリズマティック、
母ワンダーヘリテージ、母の
父Pleasant Tapの血統。半兄の
ワンダースピードは同じくダートで活躍し、09年
東海Sほか重賞5勝を挙げた。
09年1月にデビュー勝ちを収め、同年9月の
オークランドRCTで白星を飾りOP入り。続く
シリウスS、
武蔵野Sと重賞連勝を果たし、ダート界の新星といわれる存在になる。GI/JpnIでは善戦しながら、なかなか頂点に手が届かずいたが、12年の
JBCクラシックで待望の初制覇。さらに14年の
帝王賞を勝ったほか、15年には9歳で
かしわ記念を制し、国内の平地GI/JpnI最年長勝利記録を更新した。
同年の
東京大賞典3着を最後に現役を退き、
アロースタッドで種牡馬入り。
アキュートガールが23年1月の新春賞で重賞制覇するなど、産駒は9日までに中央で8勝、地方で64勝を挙げている。現役時代の通算成績は48戦13勝(うち重賞7勝)
新天地となるYogibo
ヴェルサイユリゾート
ファームも同日に公式Xを更新。見学可能になり次第、改めて案内すると伝えた。
(ジェイエス&
アロースタッド、Yogibo
ヴェルサイユリゾート
ファームの公式Xより)