園田競馬の「第7回園田オータムトロフィー」は10日、11Rの1700メートル戦で争われ、
鴨宮祥行騎乗の1番人気・
マルカイグアス(牡3=橋本明、父
マクフィ)が豪快に差し切り1着。昨年12月31日の
園田ジュニアカップ、7月4日の兵庫優駿に続く重賞3勝目をゲットした。2着は
プリムロゼ、3着に
ファッシネイトパイが入り、3連単は1万2830円(44番人気)で決着した。
これが兵庫優駿馬の実力だ。
マルカイグアスが堂々の走りで制圧した。「強かったです」と鞍上の鴨宮が振り返るように、王者らしい貫禄の走りを見せた。3角で早々と逃げる
クラウドノイズをつかまえ先頭に立つと脚色が鈍ることはなく、最後は差し迫ろうとする
プリムロゼに対して4馬身差をつけて1着。まさに完勝といえる内容だった。
鴨宮は「今日は自信を持って、強気で行って、最後まで止まることはないだろうと思って追っていました。これだけの馬に乗せてもらっているので、恥じないように頑張るだけです」と愛馬に絶大な信頼を置き、しっかりと結果を出した。
管理する橋本明師も「夏をうまく乗り越えて、順調に来ることができました。(鴨宮騎手は)自信を持って乗ってくれていて、慌てなかったですね」と文句なしの勝利に、笑顔を見せた。
世代No・1の実力を証明し、今後は「
園田金盃(12月5日、園田1870メートル)を目標に」と指揮官。次なる
ターゲットは中距離の一線級が集う地元馬の大一番。今の充実ぶりを考えれば大いに楽しみ。古馬勢を蹴散らして、世代最強に続く兵庫中距離馬最強の称号を手に入れるか。
スポニチ