今週の日曜日は、京都競馬場で
秋華賞(GI)が行われます。
過去10年の
秋華賞では、前走で
オークス(GI)や
ローズS(GII)、
紫苑S(GII)に使われていた馬が10勝2着9回3着8回と好成績を残しています。
それぞれのレースを見ると
オークス組が5勝2着1回3着2回。
ローズS組が1勝2着4回3着6回。
紫苑S組が4勝2着4回となっています。その中でも注目したいのが前走で
オークスに使われていた馬です。
前走の
オークスから直行した馬で馬券に絡んだのは、全て
オークスで3着以内に好走していた馬でした。勝率は45.5%、複勝率72.7%と優秀ですし、単勝や複勝の回収率も100%を超える数値を残しています。
オークスで上位に入線できるのは能力が高い証拠ですし、実力馬が力を出し切って順当に結果を残していると言えそうです。
今年の出走馬で
オークス3着以内から直行してくるのは
ステレンボッシュと
チェルヴィニアの2頭。前者は
桜花賞(GI)を制し
オークスでは2着に好走。後者は
オークスで待望のGI初制覇を達成しています。どちらも高い能力があるのは言うまでもありませんし、この2頭には注目して損はなさそうです。
はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆安定感抜群の
桜花賞馬
今週の
秋華賞でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
ステレンボッシュでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転し
ステレンボッシュに高評価が与えられました。
ステレンボッシュは2走前の
桜花賞(GI)でクラシック制覇を達成。前走の
オークスでは道中で落鉄がありながら2着に好走。しかも、外が伸びる馬場の中、内目を通っての結果ですから改めてその強さを証明したと言えるのではないでしょうか。
今回は
オークス以来の出走となりますが、18年
アーモンドアイや21年
アカイトリノムスメで
オークスからの直行で
秋華賞を制した国枝厩舎なら心配はなさそうです。この中間は栗東に滞在し調整されており、美浦からの長距離輸送による負担がない事もプラスになりそうです。
ステレンボッシュはここまで、6戦3勝2着3回と安定感は抜群。高いレベルのレースに出走しながらも連対を外していないのは高い能力があるからこそ。そして、どんな条件でも崩れないのは適応力、総合力が優れている証と言えます。今回の京都には初出走になりますが、ここでも難なく対応し自身の力を出し切ってくれるはずです。
桜花賞との二冠をぜひ達成してもらいたいものです。