競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
先週の
凱旋門賞には日本から
シンエンペラーが挑戦しましたが、今年もパリロンシャンの高すぎる壁に跳ね返される結果となってしまいました。うーん…負けるにしても、もう少しやれるとは思っていたのでショックですね。やはり
凱旋門賞は別競技と言われるだけあって馬場適性に大きな違いがあると思われます。内枠が絶対的に有利なところもあるので、外めの枠に入ってしまった時点で厳しくなってしまうのもつらいですね。ただ、これまで困難に立ち向かってチャレンジしてきたチーム矢作ですから、次に期待したいです。
さて先週の振り返りですが、5日の東京芝2000mの新馬戦を勝ったのは
レッドキングリー(牡、木村)でした。2番手から抜け出して4馬身差V。強かったですね。次走も楽しみな素質馬です。
6日の東京芝1800mの新馬戦を勝ったのは
アエロリットの半弟
ガルダイア(牡、国枝)でした。途中から先頭に立って、そのまま押し切りましたが、ゴール後も止まらず難しさを露呈する形に。この血統は難しい馬が多いようにも感じますね。今後の成長に期待したいところです。
6日の東京芝1600mの新馬戦は
スマッシュアウト(牡、栗田)が勝利。手綱を取った杉原が「抜け出した後も余裕があった」とコメントしており、まだまだ伸びしろがありそうですね。こちらも楽しみです。
6日の東京芝2000mの未勝利戦は
エデルクローネ(牡、手塚)が勝利。
フィエールマン産駒のJRA初勝利となりました。父も管理した手塚厩舎の所属というのがまた良かったですね。おめでとうございます。
アーモンドアイの初子で注目を集めている
アロンズロッド(牡、国枝、父
エピファネイア)が美浦で併せ馬を行いました。7頭くらいが横並びになるような形になりましたが、実際には3頭併せ。同馬の内が
アパパネの子
アマキヒ(牡、国枝、
父ブラックタイド)、中が
ダノンアンチュラス(牡、国枝、父
エピファネイア、
母アンチュラス)で豪華な追い切りとなりました。デビューは26日の東京芝1600mと発表されていますから、来週の1週前追い切りにまた注目したいですね。
8月の札幌で未勝利戦を勝った
ショウナンサムデイ(牝、
奥村武)はアイビーS(19日・東京、芝1800m)へ。
マスカレードボール(牡、手塚)、
ピコチャンブラック(牡、上原佑)も予定しており、なかなかハイレベルな組み合わせとなりそう。重賞ではないですが、注目したいです。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ