高野友和調教師が
菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)の
ショウナンラプンタ(牡3)でクラシック初制覇を狙う。
高野調教師は松田国英厩舎の調教助手を経て、11年に開業した。これまで
JRAで3655戦386勝。重賞は27勝。GIは15年の
ジャパンCの
ショウナンパンドラ、今年の
NHKマイルCの
ジャンタルマンタルなど7勝を挙げている。しかし、クラシックに限ると延べ17頭が参戦して、22年の
オークスの
スタニングローズの2着が最高着順。3着も3回あるが、惜しくも勝利には手が届いていない。
菊花賞には
ショウナンラプンタで参戦する。22年のセレクトセール1歳で9400万円(税抜)で取引された
キズナ産駒。3走前の
青葉賞で
シュガークンからアタマ差の2着に健闘。
日本ダービーでは15着に大敗したものの、秋初戦の
神戸新聞杯で3着に差し込み、地力強化を示した。今回は初の3000mとなるが、以前に比べると道中で
リラックスして走れるようになっているので、十分に克服可能だろう。
5つあるクラシックのうち、高野調教師がこれまで唯一出走がなかった牡馬三冠最終戦。「同級生」で世代最強マイラー・
ジャンタルマンタルに負けじと、
ショウナンラプンタが大金星を挙げることを期待したい。